カンバン方式が特徴のタスク管理サービス「Trello」を使ってみた感想

カンバン方式が特徴のタスク管理サービス「Trello」を使ってみた感想
                 
最終更新日から90日以上経過しています。

以前から気になっていたタスク管理Webサービス「Trello」を使ってみました。使ってみた、というか触ってみた程度ですが・・・。とりあえず基本機能はなぞれたはず。

 

長らくタスク管理、工数管理にはRedmineを使用しており、特に大きい不満も無かった(不満が出たらプラグインで解消していた)のですが、新しい技術、サービスを触っておく事は大切だと思い、今回手を出してみました。

 

Redmineは機能的には幅広く抑えていますが、UI部分でやや弱い印象。その辺り、TrelloではどのようなUIになっているかが気になるところ。どちらかというと詳しい機能説明というよりは、あくまでも感想、レビューに近い内容になります。

 

概要

いわゆるカンバン方式でタスクを管理するWebサービス。プランとしては無料、Business Class、Enterpriseが用意されているので、とりあえず無料で使ってみてから有料プランの購入を検討すると良いでしょう。

プラン毎に利用できる機能が異なるので、詳しくは以下公式サイトから

導入

メールアドレスのみで登録が完了する。Googleアカウントでソーシャルログインもできるので、G Suiteを使用している会社は導入のハードルは更に下がる事と思います。

使用感

簡単にですが、触ってみた感想をまとめます。

カンバンは見やすいし、更新が楽

とりあえず「引越し」をプロジェクトとして「ボード」(Redmineでいうプロジェクトの単位)を作ってみた。

「リスト」(Redmineでいうトラッカーあるいはカテゴリでしょうか)ごとにどういうタスクがあるかが一目瞭然です。これは見やすい。デザインも堅苦しくないので取っ付きやすい。

タスクが進行したら、カードをつまんで移動させる。楽しい。

Redmineの弱点として、何をするのも画面遷移が必要で地味に面倒臭い、というのはあるのかもしれない。その結果チケットの更新が滞る。これならD&Dで一発で済みます。

カード、リストの切りやすさ

ボード画面でカードの作成が完結するので、「カードの作成が面倒でカードを切らない」という事が無さそう。

同様にリストもボード画面から追加できる。ただし、この辺りは追加しすぎて手に負えなくなる事に注意したい。

気になったところ

拡張の方法

機能が洗練されているので、もしかしたら物足りないという人もいるかもしれませんが、機能の拡張もできる模様。ただし、この拡張方法が少し気になりました。Redmineではプラグインという形で機能拡張しましたが、Trelloではブラウザの拡張機能として実現するよう。

ブラウザ自体は当然ながらTrello以外にも様々なURLにアクセスするので、Trelloの為だけに拡張機能をインストールするのが少し「モヤ」でした。

工数管理

デフォルトでは工数管理はサポートしていないようでした(見つけられなかった)。工数管理の機能を追加する拡張はリリースされているようで、Redmine同様、足りない部分は拡張で補う形。

ガントチャートも標準ではサポートされていないので、拡張機能をインストールして実現します。eleganttという拡張機能が有名なようでした。

ただし、ガントチャートについてはモダンな開発では不要という声もあるので、あえてサポートしていないのかな、と推測。この辺りは私ももう少しプロジェクトマネジメントについて勉強して理解を深めたいところ。

詳しくは以下。

 

情報の公開範囲の設定

ここが一番ネックになりそうなのですが、ボード(=つまりどういうプロジェクトが進行しているのか)が設定によっては丸見えになってしまうということ。

ボードの設定から公開範囲を設定する

もちろん非公開に設定すればチームのメンバーにしか公開されませんが、知らない間に公開されていた、というのが起こりうるのはちょっと怖いかも。

メンバープロフィールも公開されるようで、これもうーん、です。どの情報が公開されるかについては、公式サイトにプライバシーについてのポリシーが記載されています。

例えば現在のボードに他のメンバーを「招待」しようとして、名前を打ち込むと知らない人がたくさん出てくる。(非公開にできるのでしょうか・・・?)仮に誤って無関係の人を招待してしまった場合の事を考えるとやはり、うーん。

仮にyamadaと打ち込んでみると。

おわりに

フラットなデザインは取っ付きやすくて好きな感じでした。無駄な画面遷移が無いのもグッド。導入にあたっては、やはり外部にプロジェクト情報が渡る(渡った先がその情報を見る事はないかと思いますが)ということがネックになりそう。あとコスト。

あとはButlerが理解に至らなかった・・・。なぜかここだけ日本語かされていない。理解したら追記します。

 

IT系の雑記カテゴリの最新記事