実際にお問い合わせ頂いて、何とか解決したものの、
わりと解決まで時間をとられてしまったので、備忘のためにメモします。
発生事象の詳細
経緯
今まではWindows 7の端末を使用しており、タスクスケジューラを使用して
プログラムを定期実行していた。
Windows 10に端末を刷新し、従前の端末と同様タスクスケジューラの設定を行ったところ、タスクが変更できなくなった、との事。
事象詳細
具体的には下記画像の設定画面でOKを押すとエラーになる、との事。
つまり、タスクスケジューラ自体は起動するのに、設定の保存ができない。
※↓のキャプチャは実際の設定を写すわけにはいかないので、私の端末で作成したダミーのものになります。
肝心のエラー内容は「1つ以上の指定された引数が有効ではありません」というもの。
試したこと
タスクスケジューラを管理者権限で起動して、設定を保存
⇒変わらずエラー。
「最上位の特権で実行する」にチェックをして、設定を保存
※タスクスケジューラの「全般」タブ内にある↓のチェックです。
⇒またしてもエラー。
起動するプログラムに引数を指定せず、設定を保存
※タスクスケジューラの「操作」タブ > 「編集」ボタンの↓です。
⇒またしても、エラー・・・。
途方に暮れた挙句、下記の方法で解決しました。
解決
Microsoftのコミュニティに似たような質問が投稿されていました。
投稿者の方は回答者の方のアドバイスを元に原因を切り分けて、
下記の通り原因判明/解決した模様。
確認しました。
要するに、OS インストール時に作成したアカウントでは既設のタスクの
編集に失敗するようです。
そして今回のケースでも、お客様に別アカウント作成を作っていただいた後、タスクスケジューラの設定を変更して保存していただいた所・・・。
⇒保存成功しました!
結局何が原因?
そこがわからず仕舞いで何ともモヤモヤ・・・。
検索しても前述のコミュニティでの質問しかヒットしないので、レアケースのようです。
回答者の方も環境固有の事象では無いかとの事。
ごく一般的な操作シナリオであるのに他に同様・類似の事例も見当たらないので、「仕様」ではなく環境固有のトラブルという可能性も少なくないですね。
そもそもOSインストール時に作成するユーザーと、OSインストール後に作成するユーザーで権限の違いはあるのかどうか、から確認していき原因を絞り込みたい所。
私が使用しているPCが未だにWindows 7なので試せないのがもどかしいなー。