以前、Laravel6.xにVueを導入する手順を解説しました。
Vueを使うからにはリッチなデザインを簡単に使えるVuetifyも使いたい、ということで、導入してみたので手順をシェアします。
といってもVueが導入できていれば、かなり簡単に使えるようになります。
環境
この記事は以下の環境で動作確認しています。
- PHP:7.2
- Laravel:6.2
- Vue:2.5.17
導入手順
特に記載がない場合は、プロジェクトのルートディレクトリでコマンドを実行します。
LaravelはLaravel Mixというwebpackのラッパーを使用している為、公式のリファレンスもwebpackを使用した導入手順を参考にすることとします。
Vuetifyのインストール
npmを使用してVuetifyをインストールします。
$ npm install vuetify
Vuetify用のプラグインファイルの作成
リファレンスでは、Vuetifyを直接読み込まずにVuetify用のプラグインファイルを作るようなので、それに倣います。
Laravelプロジェクトのresources/js配下に、plugins/vuetify.jsを作成します。
import Vue from 'vue' import Vuetify from 'vuetify' import 'vuetify/dist/vuetify.min.css' Vue.use(Vuetify) const opts = {} export default new Vuetify(opts)
Vuetifyの読み込み
エントリポイントとなるresources/js/app.jsでVuetifyを読み込みます。
window.Vue = require('vue'); import vuetify from './plugins/vuetify'; // コメントやコンポーネントの定義がある(省略) const app = new Vue({ el: '#app', vuetify, });
ビュー側でコンポーネントの定義
上記JavaScript、Vueコンポーネントをビュー側で定義します。
※example-componentはVue導入時に自動生成されるコンポーネント
<div id="app"> <example-component></example-component> </div> <script src="{{ mix('js/app.js') }}"></script>
コンパイル
Vueのコンパイルを行います(忘れがち)
npm run dev
確認
サーバーを起動して確認します。
php artisan serve